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カーオーディオの醍醐味はココにあり! 『システムアップ術』研究!! 第8回「アウターバッフル化に挑戦!」

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アウターバッフルの施工例。製作:サウンドウェーブ(茨城県)。
  • アウターバッフルの施工例。製作:サウンドウェーブ(茨城県)。
カーオーディオを趣味とするならば、『システムアップ』を重ね、都度、音が良くなる感動を味わいたいものだ。そのコツの1つ1つを解説している。今回も前回に引き続き、“作業の追加”による『システムアップ術』をご紹介していく。テーマは『アウターバッフル化』だ。


■スピーカーの音がダイレクトに車室内に届けられることが、『アウターバッフル』の利点。

ユニットの追加ばかりが『システムアップ』ではない。カーオーディオでは、取り付け方を見直し、変更することでも『システムアップ』、つまりは、“高音質化”が図れる。

その代表格が、前回ご紹介した『デッドニング』の見直しだ。そしてそれに続くメニューが、本日取り上げる、『アウターバッフル化』である。

最初に、『アウターバッフル』とは何なのか、からご説明していこう。ひと言で言うと、「ミッドウーファーの取り付け面を、ドアの内張りパネル面まで立ち上げる取り付け方」である。

ちなみに、一般的に“バッフル”と言うと、スピーカーの表側から出る音と、裏側から出る音を遮る仕切り(取り付け面)のことを指す。そして「インナーバッフル」と言うと、ドアの内張りパネル内にスピーカーを収める取り付け方をするときの、取り付けスペーサー的なパーツのことを指す。

ところが『アウターバッフル』と言うと、取り付け面のことや、取り付けパーツのことを指さずに、“取り付け方”の名称となる。ここが少々ややこしい部分なのだが、とにもかくにも、「ミッドウーファーの取り付け面を、ドアの内張りパネル面まで立ち上げる取り付け方」のことだと覚えておいていただきたい。

これをすることで、以下のようなメリットが得られる。それは「ミッドウーファーの音が、ダイレクトに車室内に届けられること」である。

ミッドウーファーをドアの内張りパネル内に収めておくと、振動板から発せられた音が、多かれ少なかれ、内張りパネル内に侵入してしまう。つまり、音エネルギーをロスしてしまうのだ。さらに、内張りパネル内に侵入した音は、内張りをビビらせたり、裏側の音と混ざり合ってキャンセリングを起こしたり等々、よくないことの原因となり得てしまう。

しかし、『アウターバッフル化』すれば、それらの心配事はすべて解消される。音エネルギーのロスも起こらなければ、内張りパネル内で問題を起こすこともないのである。音質は確実に向上する。


■スピーカーの性能を100%引き出したいと思うなら、『アウターバッフル化』はマスト。

ただし、内張りパネルをカットする等、インストールには手間がかかる。後付け感も出てくる。その意味ではハードルの高い取り付け方ではあるのだが、『システムアップ』の感動を味わうためには、いつかは挑戦したい項目であることも、また事実だ。

高級なスピーカーをチョイスするならば、なおさらだ。なぜなら、せっかくの高級スピーカーのポテンシャルを、100%味わいたいから、である。

というわけで、『アウターバッフル化』に踏み込むべきベストタイミングは、「ハイグレードなスピーカーを導入した後」ということになる。最後の最後までとっておくのもアリなのだ。しかし同時に、最後にはぜひともやるべき項目、でもあるのだが…。

なお、最初にエントリースピーカーを取り付けた際に、いきなり『アウターバッフル化』させても構わない。そうすることで、エントリースピーカーの能力を100%引き出せる。

ただ、のちのちにスピーカーを交換することを視野に入れているならば、あわてて『アウターバッフル化』に踏み込まなくてもいいだろう。というのは、スピーカーを新しくすることによってサイズが微妙に異なって、アウターバッフルの加工をやり直さなければならなくなるかもしれないからだ。

当連載で何度も言わせていただいているが、『システムアップ』のコツは、“できるだけムダを出さない”ことにある。

その観点に立つと、「長く使いたい」と思えるスピーカーと出会えたときが、『アウターバッフル化』のベストタイミングであり、スピーカー交換を予定しているタイミングでは、『アウターバッフル化』は、待ってもいい。

とは言いつつも、予定は未定、な場合も多いだろう。今使っているスピーカーの性能を、さらに引き出したい、と考えたら、今後スピカーを交換する可能性はさておいて、とりあえず『アウターバッフル化』してみることは大アリだ。今のユニット構成でのベストサウンドを求めるのなら、『アウターバッフル化』はマストなのだ。

さて、当短期集中特集は、もう少々継続させていただく。次回は、どのような『システムアップ術』が出てくるのか、期待してお待ちいただけたら幸いだ。乞うご期待。
《太田祥三》

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