これからはカーオーナーがガラス修理工場を選ぶ時代に…国内初『ガラスリペアショップ認証』が発行 | flipify- flipify.info

これからはカーオーナーがガラス修理工場を選ぶ時代に…国内初『ガラスリペアショップ認証』が発行

特集記事 トピック
第三者機関の『認証』であることが重要
  • 第三者機関の『認証』であることが重要
  • 左から、粕谷東日本統括部長(ダックス)、田邉取締役営業本部長(ダックス)、シュヴァインフルター代表取締役社長(テュフ)、本田代表取締役(ダックス)、木戸脇西日本統括部長(ダックス)、杉原サポートセンター長(ダックス)が受賞式に参加されました
  • ダックス株式会社の本田章郎代表取締役
  • テュフ ラインランド ジャパン株式会社のシュヴァインフルター代表取締役社長
  • 米子店(本社)の外観、外から見て自動車ガラスのお店であることが一目で分かる
  • 大田店(東京本社)の外観
  • 岡山西店の外観
  • 横浜北店の外観
約3ヶ月前、知り合いがSNS上に「高速走行中に飛び石でフロントガラスにヒビが入った」という投稿を載せていた。飛び石でガラスが割れたのはこれで2度目だと言う。私はこれまで一度も経験がないから驚いたが、飛び石の被害というのは結構あることらしい。
その彼曰く「最近のクルマは、フロントガラスを交換して“はい終わり”という訳にはいかず、フロントガラスの内側にあるセンサーがちゃんと機能しているかチェックする必要があるから結構時間が掛かった」とのことだ。


この話を聞いて筆者は、今年2月に紹介した記事のことを思い出した。国際的な第三者検査機関の日本法人テュフ ラインランド ジャパン株式会社(以下、テュフ)と、自動車ガラスのリペア・交換サービスで年間50,000件以上の施工実績を持つダックス株式会社(以下、ダックス)が、カーオーナーが安心して愛車を任せられるガラスリペアショップを選べるように、その指標となる監査・認証制度の構築をするという内容のものだ。


最近のクルマのフロントガラスをちゃんとリペア・交換するためにはそれなりの設備と技術が必要だが、現在国内に存在する大小900社のガラスリペア工場全てがそれらを持ち合わせている訳ではない。
もし正しい知識や設備・技術を持たない工場が、今まで通りにガラスの修理や交換だけを行った場合、センサーがずれたままクルマを走行させることもありうる。それはとても危険なことで、重大な事故に繋がることも想像できる。
だから“良いショップを見える化”するこの認証制度はカーオーナーにとって重要な意味を持つのだ。





◆国内初『ガラスリペアショップ認証』を発行

今回なぜこんな話題を持ち出したかというと、つい先日国内で初めて、2月より構築が開始されていた監査・認証制度『ガラスリペアショップ認証』が発行されたからだ。これは愛車を大切にするカーオーナーにお知らせすべきだと思い、12月5日に新横浜にあるテュフ日本本社で行われた授賞式の取材に行ってきた。


左から、粕谷東日本統括部長(ダックス)、田邉取締役営業本部長(ダックス)、シュヴァインフルター代表取締役社長(テュフ)、本田代表取締役(ダックス)、木戸脇西日本統括部長(ダックス)、杉原サポートセンター長(ダックス)が受賞式に参加されました

今回、認証を取得したショップはダックスの直営店5店舗「米子店(本社)」「大田店(東京本社)」「岡山西店」「横浜北店」「相模原店」。授賞式には、本田代表取締役を始め、田邉取締役営業本部長、粕谷東日本統括部長、木戸脇西日本統括部長、杉原サポートセンター長が出席し、各人がそれぞれ店舗を代表して、テュフのシュヴァインフルター代表取締役社長から賞状を授与された。


◆ガラスリペア業界の現状

今回の取材では、より一般のカーオーナーに役立つ情報をとの思いから「ガラスリペア業界の現状」「良いガラスリペアショップとは」「認証がもたらすカーオーナーにとってのメリットは」の3つに絞って聞いてきた。


まずは、ガラスリペア業界について一般的にあまり知られていないのではないかとダックス本田代表取締役に現状を伺ってみた。すると「一般の方が知らないのは無理ありません。日本では自動車ガラスが割れたり傷ついたりしたとき、カーディーラー様などに持ち込まれ、そこからガラスリペア工場に依頼があるのが一般的です。つまり下請けという位置づけなので、一般の来店客向けに作られていないところが殆どです。あまり知られてはいないですが、ガラスリペア業界には年間100万件ほどの需要があります」と日本のガラスリペア事情を説明してくれた。

また、テュフのシュヴァインフルター代表取締役社長は「『ガラスリペアショップ認証』の監査項目には、ショップの外観、第一印象やマネジメント、スタッフ及びトレーニングといった一般来店客に向けたお店造りも要件に含まれています」と、今後は一般ユーザーに向けた店舗づくりを推進していく方針が同認証には含まれていることを補足してくれた。

つまり、これまではディーラーが施工店を選んでいたが、これからはカーオーナー自身がお店を選べるようになるということだ。そうすることで設備や技術を持つ“良いショップ”が選ばれるようになり、それが業界に浸透していけば“良いショップ”が増えるという好循環を生む。

ダックス株式会社の本田章郎代表取締役


◆良いガラスリペアショップとは

では、「良いガラスリペアショップ」はどういう基準で選ばれるのだろうか? 監査項目を作ったテュフのシュヴァインフルター代表取締役社長は事細かく説明してくれた。その中から愛車を大切にするカーオーナーにとって重要だと思う部分を抜粋すると、以下の三つのことに集約される。

・新しい技術に対応できる設備や技術を要しているか
・一般のお客様を迎えるためのお店づくり(従業員教育を含む)ができているか
・情報の記録と保管がされており、かつそれを追跡できるようになっているか

一見すると当たり前のことにも思えるが、自動車の技術革新がすごいスピードで進んでいることを考えるとそれに対応する設備や技術を要することは簡単なことではない。

それに、これまであまり一般のお客様と接点を持ってこなかったお店にとって、直接お客様の応対をすることはなかなか難しいことだ。だからこそ、それが出来ているお店は意識が高い良いお店といえるだろう。

最後の情報の記録と保存については「今すぐどうということではないが、将来万が一事故を起こしてしまった時に、それまでの整備や修理の記録が残っていることが非常に大切になってきます」と今後必ず必要なものだとシュヴァインフルター代表取締役社長は説明してくれた。

テュフ ラインランド ジャパン株式会社のシュヴァインフルター代表取締役社長


◆認証がもたらすカーオーナーにとってのメリットは

ここまでの流れの中でこの認証制度がとても重要なことだというのは理解して頂いたと思うが、もう一つ愛車を大切にするカーオーナーならではのメリットがあると教えてもらった。それは、カーオーナー自身が直接ガラスリペアショップにクルマを持ち込むことで、クルマの移動がない分 “納期が早くなる” ということだ。
こだわりの内装やオーディオを取り付けているオーナーや、毎日クルマに乗るようなオーナーにとっては、愛車に少しでも早く会えることは喜ばしいかぎりだろう。

終始和やかな雰囲気で授賞式は執り行われた


現在はまだダックス直営店の5店舗のみだが、ダックスとテュフは「今後も協同で“良い工場の見える化”を進めることで、ユーザーにとって安心・安全の指標の構築に貢献してまいります」と今後の展望を語ってくれた。これからどんどん認証店舗が増えることを期待する。



あらためて言うが、自分の愛車のフロントガラスにキズが付いてしまったときにショップを選ぶ基準として、今後ひとつの指標となるのが「ガラスリペアショップ認証」だ。事故や飛び石の被害は他人事ではない。いつ自分が被害を受けるか分からないのだから、この認証をぜひ覚えておいて頂きたい。


◆グラスジャパン ダックス 米子店
鳥取県米子市両三柳309 TEL:0859-29-5001
米子店(本社)の外観、外から見て自動車ガラスのお店であることが一目で分かる

◆グラスジャパン ダックス 大田店
東京都大田区多摩川1-22-24 TEL:03-5741-2233
大田店(東京本社)の外観

◆グラスジャパン ダックス 岡山西店
岡山県岡山市北区問屋町19-101 TEL:086-805-2977
岡山西店の外観

◆glassD 横浜北店
神奈川県横浜市都筑区折本町456-1 TEL:045-548-3366
横浜北店の外観

◆glassD 相模原店
神奈川県相模原市南区鵜野森3-1-23 TEL:042-705-6663
相模原店の外観
《Flipify編集部@市川直哉》

関連ニュース

特集

page top